出張人形劇場~島の色のカタチマッチ~

「ART LINK PROJECT」というNPOハート・アート・岡山が主催する展覧会で発表した作品。二十歳のダウン症の男の子「ユージ君」とペアになり約10ヶ月を通して触れあい、作品を共同制作した。2009年の展覧会舞台は瀬戸内海の笠岡諸島で私達を含め8組のアーティストが真夏の祭典を繰り広げた。

私とユージ君の発表場所は白石島で、作品に選んだのは人形劇。島内を駆け巡り発表する神出鬼没の移動形態である。

ユージ君は、普段から空想の物語を考えるのが大好きで歌と踊りが大得意である。

そして、カラフルな色彩と可愛いぬいぐるみやお人形が大好きで好奇心旺盛。一つの事の繰り返しより、新たな事を常に探して始めるタイプ。なので、作品の人形劇場もゲリラ的に現れ、ユージ君が人形劇の物語を即興で考えることにした。私はそれにあわせて人形を動かしたり、ユージ君の合いの手を入れる。

島の人達は皆、温かく私達を受け入れてくれ、人形劇を楽しんでくれた。得に子供達は展覧会前の制作段階からずっと手伝ってくれた。本番の時も人形劇に参加してくれ、一緒に作品を作りあげてくれた。アートを通して島の人達、子供達と仲良くなれたこと、またこのアートの力により島が活気づき、島の人達すべての絆もさらに深まったように感じた。

このプロジェクトに関わることにより改めて、コミュニケーションアートの大切さ素晴らしさを体験させられた作品である。

白石島船着き場にて
白石島船着き場にて
中西屋旅館前にて
中西屋旅館前にて
だんだんの家にて
だんだんの家にて
ユージ君熱唱
ユージ君熱唱
白石島公民館にて
白石島公民館にて
白石島路地
白石島路地

2009年 サイズ可変パフォーマンス形態  

島に捨てられていた自転車、ペンキ、アクリルガッシュ、紙粘土、画用紙、水性ペン、油性ペン、ビーズ、スパンコール、ボンド、綿糸、綿布、綿、ウール糸、風船、傘、段ボール